若かりし頃の兼好は、金沢北条氏被官として過ごしていたことなど、国宝 称名寺聖教・金沢文庫文書を紐解くことで知られざる実像が解明されつつあります。この特別展は県立金沢文庫で5/27~7/24迄開催されています。
【特別展 兼好法師と徒然草】
https://www.planet.pref.kanagawa.jp/city/bunko/tenji.html
主催 神奈川県立金沢文庫
~徒然草:34段~
『甲香(かひこう)は、ほら貝のやうなるが、小さくて、口のほどの細長にさし出いでたる貝の蓋(ふた)なり。
武蔵国金沢(むさしのくにかねさわ)といふ浦にありしを、所の者は、「へなだりと申し侍(はべ)る」とぞ言ひし。』
『ヘタな人生論より徒然草』著者・荻野文子さんは、まえがきの中で「兼好に倣って、私たちも、複雑な現代社会をひょいひょいと「身軽に」歩きたいものである。」と書いています。「合理的で論理的な思考」の持ち主がこの金沢区とつながっていたなんて驚きです。この機会に徒然草に触れてみてはいかがでしょうか。